🍇ブドウの品種!結局、家庭菜園に向いている品種とは??
こんにちは、ASCです。
いろいろ記事を書いてきましたが、結局栽培しやすいブドウの品種は何ぞや?
今までのまとめ
栽培しやすいブドウの品種の特徴は、
- 実が割れにくい
- 病気に強い
- 寒冷地では寒さに強い
- 花ぶるい*1や着色障害が起きづらい
- 樹勢が強くない
上記の特徴を持った品種が家庭菜園には向いています。
つまり、分類では1~3の面で優れている欧米雑種または米国種*2。倍体数では、4~5の面で優れている二倍体のブドウが家庭菜園に向いているというお話でした!
それでは、それらを考慮したオススメのブドウはこちらです!
家庭菜園向きブドウ品種
『陽峰』
巨峰×アーリーナイアベル 欧米雑種 四倍体
果皮の色は赤系の色。果実はやや柔らかく、強めのフォクシー香*3があります。やや酸味が強めです。この品種は種あり栽培でも安定して収穫でき、花ぶるいは少ない。よく着色し栽培もしやすいので、家庭菜園に向いている品種です。成熟期は8月前半です。
種あり栽培、つまりジベレリン処理をせずとも安定して結実するのは、あまり手間を掛けられない方にとっては好都合ではないでしょうか。もちろんジベレリン処理した方が、種なしになるというメリットがあるので、どちらも選べる応用が利くという点で大変優れていると思います。
『ノースレッド』
セネカ×キャンベルアーリー 欧米雑種 二倍体
果皮の色は赤褐色。甘みが強く、イチゴに似たフォクシー香があります。結実性も良好で、病気にも強いです。耐寒性が強いので、北海道や東北地方でも安定栽培が可能な品種です。甘みが特徴のブドウです。
なにより耐寒性が強いのが魅力。ブドウは厳しい寒さには向いていない植物ですが、こいつは根性があります!さすが、名前に「ノース」が付いてるだけありますね。
『マスカットベリーA』
ベリー×マスカットハンブルグ 欧米雑種 二倍体
果皮の色は紫黒系の色。生食用として、また濃厚な色合いの赤ワインの原料として広く栽培されています。生食用ではジベレリン処理により種なし化された果実が販売されニューベリーAの名称で販売されています。甘さと酸味のバランスがよろしいです。気候や土壌の適応性が広いので、戦後全国各地で栽培されるようになりました。ノースレッド同様、結実性が良好で病気にも強いです。
ちなみに醸造許可のない人の、ワインおよび酒類の醸造は法律で認められていませんのでご注意を!!ただし、アルコール度数1%未満なら、お酒の分類から外れますので、それを作るのはセーフですね!
いろいろ紹介しましたが、自分が作りたいものを作るのが一番だと思います!うちではある程度広めの土地が利用できたので、欧米雑種で二倍体のシャインマスカットを育てております。そちらの日記も投稿できたらと思っております。