あぷしょブログ-APPLE SHOP GARDENING-

家庭菜園や農業が趣味なやつのいい感じの日記!

🍇②育てやすさに大影響!?ブドウの分類・系統を知ろう

 ①では、ブドウの分類(系統)の3種類『欧州種・米国種・欧米雑種』について触れました。今回はそれを参考に、結局どれが家庭菜園に適しているのかをもっとわかりやすくまとめますw

 庭先や省スペースで育てる場合は、農薬散布や雨除け対策などをするのは厳しいし面倒くさいですよね。やはり栽培しやすい品種を選びたい!初めての人はなおさら、『栽培しやすい』を一番に考えることをオススメします。

 それではさっそく見ていきましょ!

 

1.裂果しにくい

  欧州種は品質が良く高級種が多いです。皮が薄く、実が固いのが特徴なので、皮ごと食べられる利点もありますが、雨よけ対策がなされていない露地で栽培すると、実割れが生じやすい種です。プロでも栽培には細心の注意をはらう品種ですので、素人の私たちが手を出すのは避けるべきでしょう。ここは、米国種もしくは欧米雑種を選びましょう!

 

2.病気に強い

  ブドウの病気のほとんどは雨の水滴で感染します。一般的な病気として『黒斑病』があります。一度病気になってしまとなかなか治らないものもあり、プロの農家さんたちは事前に薬剤の散布などを行い、病気を防いでいます。雨除け対策のなされていない場所での栽培には、病気にかかりづらい品種を選ぶのが良いです。これも米国種もしくは欧米雑種の品種が病気に強く、栽培に適しているでしょう。

 

3.寒さに強い

  真冬の気温が-10℃以下になるような寒冷地では、寒さ対策がなされています。具体的には、樹の幹を土に埋めて寒さから守ったり、樹の幹に何重にも藁をまいて温めたりしています。防寒対策が困難な庭での栽培には、もともと寒さに強い米国種もしくは欧米雑種の品種にすることが無難です。

 

4.樹勢が弱い

  省スペースの栽培では、ブドウのつるや枝が伸びすぎるのは、少し考えものです。なので、狭い場所ではあまり樹勢の強くない品種を選ぶことが大切になってきます。つまり欧州種のブドウは樹勢が強めなので、樹勢が落ち着きやすい米国種を選んだ方がよいでしょう。

 

 総じて、米国種もしくは欧米雑種のブドウが家庭菜園として庭先で栽培するのにはオススメです!広いスペースを確保できるのであれば、樹勢の強いものでも大丈夫ですが、